初めてでも安心!失敗しないノベルティ製作のポイントとは?
2022/11/29(火)
「初めて会社のノベルティを作るんだけど、どんなグッズを選べばいい?」
「ノベルティを製作する時に伝えた方がいいポイントは?」
初めてオリジナルノベルティを製作するとなると、分からないことが多くて困りますよね。
どんなグッズがいいか、どこに発注すればいいか、何を伝えればいいかなど、不明点がたくさんあるでしょう。
そんな悩みをお持ちのあなたのために、この記事では次の点を解説します!
日頃からお客様にノベルティグッズを提案している私(ノベルティストア勤務)が
「コレを知っていれば初めてのノベルティ製作で失敗しない」と思うポイントをまとめました!
記事を読んでいただければ、ノベルティ製作が初めてのあなたも、安心してご発注いただけるはずです!
ノベルティ配布の目的は認知度向上
オリジナルノベルティを製作するなら、ノベルティの意味や配布目的を知っておく必要があります。
ノベルティとは「企業名や商品・サービス・ブランド名などの認知度を高める目的で配布されるグッズ」ということです。
ノベルティと混同されやすいモノに販促品がありますが、販促品はノベルティよりも直接的に商品の購入やサービス利用を促します。
一例を挙げると、会社の認知度を上げるために配るロゴ入りのクリアファイルはノベルティ。
一方、「この新商品をぜひ使ってください!」という趣旨で配る新商品のサンプルや試供品は販促品、という感じですね。
※ノベルティの意味や目的については、以下の記事でも詳しく解説しています。
ノベルティとは?意味・目的・製作のポイント・人気グッズについて
ノベルティ製作の前に決めること
ノベルティ製作の前には、必ず目的・ターゲット・配布場所の3つを社内で決めておきましょう。
というのも、目的やターゲット、配布場所によって「どんなノベルティグッズが最適か」に差が出るからです。
3つのポイントが曖昧だと、私たちのような業者も「コレがおすすめです!」という提案をしづらいんですよね(苦笑)。
ノベルティ製作での失敗を避けるためには、上記3点をハッキリさせておくことが何より大切です!
ポイント①:配布目的
先にご説明した通り、ノベルティと販促品の目的は違います。
そのため
- 認知度向上が目的ならロゴだけを印刷する
- 販促目的ならPRしたい文言も印刷する
というように、名入れ印刷(ノベルティグッズに会社名やロゴを印刷すること)のデザインに差が出るというわけです。
ロゴだけならボールペンのようにコンパクトなグッズで良いかもしれませんが、商品やサービスのPR、お店のオススメや地図などを入れたいのであれば、ポケットティッシュのように広告として配布できるグッズの方が良いかもしれません。
ポイント②:配布ターゲット
「どんなオリジナルノベルティを製作するのか」を決めるにあたって「どんなターゲットに配布するのか」を事前に考えておくことも重要なポイントです!
たとえば、エコバッグを配布する際のターゲットがビジネスパーソンであれば、おしゃれでかわいいデザインよりもシンプルなデザインの方が喜んでもらいやすいでしょう。
逆に、スマホやタブレットの使用率が低い高齢者をターゲットにモバイルバッテリーを配布しても、喜ばれない可能性が高そうですよね。
このように、ターゲットによって喜ばれるグッズが異なるからこそ、事前にターゲットを明確にする必要があるのです。
ポイント③:配布場所
ノベルティグッズは、使ってもらってこそ価値があるものです!
だからこそ、できるだけ「ノベルティグッズを配布する場所で、どんなものなら使ってもらいやすいのか」を考えましょう。
たとえば
- 説明会や展示会などで、書類を入れたエコバッグを配布する
- 寒い季節の屋外のイベント会場で、ブランケットやひざ掛け・カイロなどを配布する
などです。
もらってすぐに使えるノベルティなら喜ばれますし、実際に使ってもらえると企業名や商品名が頭に残りますよね。
配布する場所を考慮すると、ノベルティグッズを選びやすいでしょう。
どんな場所で配るにしても、夏ならうちわ・冬ならカイロなど、季節性を考えることもお忘れなく。
ノベルティの発注時に伝えてほしいこと
オリジナルノベルティの製作発注をかける前に、発注先の業者にノベルティグッズの予算・数量・納期の3つを伝えて相談しましょう!
この3点が不明なままでは、私たち業者側はノベルティグッズを提案するのが難しんです(苦笑)。
「予算オーバー」「希望ロットと商品の最小ロットが合わない」「納期が間に合わない」など、お客様のご希望・ご要望と合わないノベルティグッズを提案するわけにいきませんからね。
では、予算・数量・納期の3点の重要性、伝え方のポイントを詳しく説明します。
伝えてほしいこと①:予算
予算を伝える際には、税込での予算総額を伝えましょう。
税込で予算を伝えるべき理由は、税込と税別で金額に大きな差が出るからです。
たとえば「予算50万円」といっても、以下のようにかなり金額が違います。
- 税込50万円=税別454,546円
- 税別50万円=税込550,000円
税込・税別の勘違いを無くすために「税込での予算総額は○○円です」と、ハッキリ伝えるようおすすめします!
伝えてほしいこと②:数量
ノベルティグッズを製作する際には、希望数量もお知らせください。
業者としては予算と数量の両方が分かると単価を算出できるので、ご希望に合ったノベルティグッズの提案がしやすくなります。
あと、ノベルティグッズ発注においては「最小ロット数」という壁があります。
基本的に最小ロット数を下回る数量での発注はできません。
そのため、小ロット希望の場合は早めに伝えておくと、条件に合ったノベルティグッズを提案してもらいやすいでしょう。
伝えてほしいこと③:納期
せっかくのオリジナルノベルティも、配布予定日に納品が間に合わなければ意味がありません。
納品までに必要な日数はグッズによって異なりますが、名入れ印刷をするノベルティグッズは納品までに数週間~1ヶ月程度かかるものが多いです。
納期短縮できる場合でも別料金がかかることが多いため、余裕を持った納期で依頼することをおすすします。
ノベルティ製作の流れについて
当店へオリジナルノベルティの製作をご依頼いただいた場合、製作は次のような流れで進みます。
■お見積りの依頼
まずは、お客様からご希望の商品についてお見積りの依頼をいただきます。
その際に、先ほどご説明した予算・数量・納期をお伝えください。
■在庫・納期確認
お見積りのご依頼をいただいた後、当店の担当者が在庫や納期の確認を行います。
数量・納期のご希望に添えそうにない場合は、別の商品をご提案することもあります。
■お見積りの提出・決定
数量と納期が確認できたら、金額を含めたお見積りを提出します。
お客様に納得いただけた段階で決定となり、ノベルティの製作を開始します。
■データ入稿
名入れ印刷(社名やロゴなどの印刷)のデータをお客様に入稿していただきます。
データの作成・入稿が難しい場合は、当店で作成代行もいたしますのでご相談ください。(別途費用が必要です)
関連記事:データ作成と入稿方法について
■ご入金
データ入稿後にご入金をいただきます。
■印刷
ご入金の確認後、工場で名入れ印刷を行ないます。
関連記事:名入れ印刷方法(一覧)
■発送
名入れ印刷が終わるとオリジナルノベルティが完成です!
完成後は、ご指定の住所へ発送いたします。
ノベルティ製作時は景品表示法と知的財産権に注意!
オリジナルノベルティの製作発注をかける際には、景品表示法と知的財産権にも注意する必要があります!
なぜなら、景品表示法や知的財産権を無視したノベルティグッズ配布は罰則の対象となるからです。
景品表示法違反・知的財産権の侵害に該当する状態が発覚したら「知らなかった」では済まされません!
オリジナルのノベルティグッズを製作するなら、景品表示法と知的財産権の内容を知っておきましょう。
景品表示法を知らずにノベルティ製作は危険!
景品表示法とは、ごく簡単に説明すると
「豪華すぎる景品やおおげさな表示で消費者を釣ったり騙してはいけない」という趣旨の法律です。
正式名称は「不当景品類及び不当表示防止法」で、景表法とも呼ばれます。
ノベルティグッズは、景品表示法における「景品類」に当たり、ノベルティ製作の上限費用が規定されることをご存知でしょうか?
上限費用を超えたノベルティを配ると、最大2年の懲役もしくは最大300万円の罰金が課されます。
※景品表示法のガイドラインや違反した場合の罰則を詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【コレさえ分かればOK】景品表示法とは?を分かりやすく解説!
知的財産権の侵害も絶対にNG!
著作権や商標権、肖像権などの知的財産権を侵害するノベルティグッズ製作は厳禁です!
たとえば、既存のキャラクターやネットで見つけた写真を勝手に印刷してはいけません。
使用するなら、キャラクターの著作権者や写真の撮影者に使用許諾をもらう必要があります。
もちろん、他社のロゴに似せたデザインを印刷するのもNGです。
というのも、キャラクターの無断使用、写真の無断転載、商標登録されたロゴの模倣などの行為は、知的財産権の侵害にあたるから。
違反すると、民事・刑事の両方で厳しい制裁があります。
知的財産権に違反すると、以下の罰則が科されるかもしれません。
- 民事:侵害行為の差止め、損害賠償請求または不当利得返還請求、謝罪記事の掲載など
- 刑事:罰金や懲役
仮にロゴの模倣などの商標権侵害の場合、侵害者本人には最大10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金またはその両方が科せられます。
さらに、知的財産権の侵害が会社ぐるみで行われていたと判断された場合は、会社に対しても罰金が科せられ、その額はなんと3億円以下という恐ろしい額に!
知的財産権の侵害に対する罰則は本当に厳しく、景品表示法以上に「知らなかった」では済まされません。
くれぐれも気をつけましょう!
当店の人気のオリジナルノベルティBEST5
ノベルティグッズ製作にあたって配布目的や配布場所、ターゲットが固まり、予算や数量、納期も決まったとしても「どんなノベルティグッズを選べばいいのか分からない」というケースがあるでしょう。
そんな時は、人気のノベルティを参考にされてはいかがですか?
ここからは、当店が取り扱う数多くのオリジナルノベルティの中で、特に人気が高いBEST5をご紹介します!
エコバッグ・トートバッグ
レジ袋が有料化された今、エコバッグやトートバッグはノベルティとして人気です!
エコバッグ・トートバッグはサイズ・素材・形状・デザインの選択肢も豊富で、あらゆるターゲットに対応できるのが大きな強み。
特に無地のシンプルなエコバッグ・トートバッグは人気が高く、名入れ印刷をすればいいアクセントとして見映えします。
エコバッグやトートバッグは「あれば助かる便利なグッズ」なので、ノベルティグッズ選びに困った時は検討してみましょう。
■単価:約50円~(税込)
■最小ロット:10~
■納期:約3~4週間(名入れ印刷する場合)
タンブラー・マグカップ・ボトル
続いて人気のノベルティグッズは、タンブラーやマグカップ、ボトル(水筒)です!
実用性が高いうえに使用期間が長いため、会社名や商品名を覚えてもらいやすいというメリットがあります。
シンプルなデザインのものに名入れ印刷をすればかなり見映えしますし、持ち運び用のタンブラーやボトルなら外でも人目につく機会が得られます。
機能・デザインともに豊富な選択肢がありますので、幅広いターゲット層に対応できる点でもおすすめのノベルティグッズです。
■単価:約140円~(税込)
■最小ロット:10~
■納期:約3~4週間(名入れ印刷する場合)
除菌ジェル・ハンドジェル
除菌ジェル・ハンドジェルは、ここ数年で急速に人気が高まってきたノベルティグッズです。
特に人気が高いのは、バッグやポケットに入れて持ち運びやすい携帯用タイプ。
カラナビ(フック)付だと、バッグのひもに取りつけやすいから喜ばれます!
除菌ジェル・ハンドジェルは使用頻度が高いグッズですから、名入れ印刷を目にする機会が多いはず。
企業名やロゴを印刷するだけで、PR効果の高い理想的なオリジナルノベルティが完成しますよ。
■単価:約140円~(税込)
■最小ロット:10~
■納期:1日(在庫がある場合)
ウェットティッシュ
ウェットティッシュも、除菌ジェルやハンドジェルと並ぶ人気の衛生商品系ノベルティです!
携帯用の除菌ジェルと比べると少々大きいグッズですが「手をきちんと拭き取れる安心感がある」と、ジェルよりウェットティッシュを好む方も少なくありません。
そして、ウェットティッシュは単価が安い点も大きな魅力です。
単価を抑えつつ多くの方に喜んでもらえるオリジナルノベルティをご希望であれば、ぜひウェットティッシュを候補に入れましょう。
■単価:約40円~(税込)
■最小ロット:お問い合わせください
■納期:1日(在庫がある場合)
PC・スマホ用品
PC・スマホ用品は特に若い世代に喜ばれるノベルティグッズとしておすすめです。
もしかすると単価が高いイメージをお持ちかもしれませんが、タッチペン・クリーナー・スマホグリップ・リングホルダーなど、格安のグッズも数多くあります。
もちろん、モバイルバッテリー・ワイヤレスイヤホンやスピーカー・ノートパソコン用ケースなど、「豪華さを感じられるオリジナルノベルティ」の選択肢もありますので、特別感を出したい時にもおすすめですよ!
■単価:約86円~(税込)
■最小ロット:10~
■納期:約3週間(名入れ印刷する場合)
まとめ
オリジナルノベルティ製作のポイントは以下の通りです。
「決めておくこと」「伝えること」「注意すること」の3点を意識すれば、ノベルティ製作での失敗を避けられるでしょう。
①ノベルティの配布目的、ターゲットとなる客層、配布場所の予定などを明確にしておく
②ノベルティグッズ製作の予算・数量・納期などの情報を発注予定先の業者に伝えておく
③景品表示法違反や知的財産権侵害にならないよう気をつける
この3点を踏まえたうえで、今回紹介した当店の人気ノベルティBEST5情報を参考に
「お客様に喜んでもらえる、使ってもらえるオリジナルノベルティ」を完成させてください!
もちろん、ノベルティストアからの提案を希望される場合は、期待にお応えできるよう誠意をもって全力で対応させていただきます!
※ご希望・ご要望はお問合せフォームからご連絡ください。
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