画像つきで解説!記念品の熨斗(のし)紙の選び方・書き方
2021/8/26(木)
周年、創立、卒業、開店など、記念品を贈るシーンは様々です。
でも、いざ自分が記念品を贈る立場になると
「熨斗(のし)紙ってかけた方がいいのかな?」
「熨斗(のし)紙って種類があるの?なんて書けばいいの?」
など、分からないことが多くて困るんですよね。
当ページでは、記念品にかける熨斗(のし)紙に関してお困りのアナタのために、以下のポイントを徹底解説!
記事を読んでいただくと、どんな熨斗(のし)紙を選んで何を書けばいいのかが分かります。
アナタが記念品を贈るシーンに合わせてご確認いただけるので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも熨斗(のし)とは?熨斗紙との違いは?
熨斗(のし)とは、贈り物に添える飾りのこと。
アワビを薄くして干し、「生ものの象徴(神仏へのお供え物)」として包装の右上に貼って贈っていました。
アワビは長寿を意味する縁起物として神事などで奉納品に添えられていた歴史があり、装飾品や陶器など、生ものではない贈り物には熨斗(のし)を添えるのがしきたりだったそうです。
※生もの・仏前へのお供え物に熨斗(のし)は不要です。(仏前に生ものを供えてはいけない)
ちなみに現在使われている熨斗(のし)紙とは、画像のような紙のことです。
もともとは紙をかけた上に熨斗(のし)と水引(ひも)を添えていましたが、現在は簡易化されており、熨斗(のし)と水引が印刷された「熨斗(のし)紙」を使うのが一般的です。
熨斗(のし)紙には「表書き(記念品を贈る目的)」と「贈り主」の記入が必須で、贈る品物の数が少ない場合は印刷、数が少ない場合は手書きをおすすめします。
熨斗(のし)紙の種類と用途
熨斗(のし)紙は以下の4種類があり、それぞれ用途が違います。
下記の表をご確認のうえ、アナタが記念品を贈る目的に合わせて選びましょう。
種類 | 用途 |
ちょう結び | ・何度あっても嬉しい祝い事 ※入学祝い、卒業祝い、周年祝、開店祝い、竣工祝い、新築祝い、退職祝い、お中元、お歳暮、お年賀など |
結び切り(紅白) | ・一度きりであってほしい事 ※結婚祝い(結婚退職)、病気のお見舞い、ケガのお見舞いなど |
結び切り(黒白) | ・お悔やみ事 ※お香典返し、法要、お供えなど |
赤棒 | ・景品 ・粗品 |
熨斗(のし)紙の書き方
続いては、熨斗(のし)紙の書き方をご紹介します。
書く順番や字の大きさなど、細かなルールをご確認ください。
表書きは用途に合わせて
先ほどもご説明したように、表書きとは記念品を贈る目的のこと。
「〇周年記念」「祝御卒業」「開店御祝」「創立記念」など、目的に合わせて記入しましょう。
※シーン別の記入例もご確認いただけます。
なお、表書きの文字が熨斗や水引にかぶるのはNGです。
ご自身で印刷や記入をされる場合はご注意ください。
贈り主の書き方にもルールがある
水引の下には贈り主の氏名を記入してください。
中央に会社名や個人名を記入するのがルールで、個人名に肩書をつける場合は右上に小さめの字で記入しましょう。
連名で記念品を贈る場合は、以下のルールがあります。
・職場で贈る:右から地位や年齢が高い順
・男女連名で贈る:右が男性で左が女性
・大人数で贈る:「有志一同」「〇〇一同」でOK
会社名や組織名に英数字が入っている場合、該当部分をカタカナで表記するのが一般的です。
たとえば「株式会社NOVELTY STORE」という社名の場合、「株式会社ノベルティストア」と表記します。
その他には、短縮表記を使わないことも覚えておきましょう。
株式会社を(株)と記入したり、高等学校を高校と記入してはいけません。
熨斗(のし)紙のシーン別記入例
ここからは、シーン別に熨斗(のし)紙の記入例を見ていきましょう。
表書きの記入方法でお困りの方はぜひチェックしてください!
周年記念
水引:蝶結び
表書き:〇周年御礼(会社から贈る場合)、〇周年記念・祝〇周年記念(周年を迎える会社へ贈る場合)など
創立記念
水引:蝶結び
表書き:創立記念(会社から贈る場合)、創立〇周年記念・創立記念御祝(会社へ贈る場合)など
竣工記念
水引:蝶結び
表書き:竣工記念・竣工御礼・落成記念・記念品(施工主が贈る場合)、竣工御祝・落成御祝(施工主へ贈る場合)など
開店記念・開業記念
水引:蝶結び
表書き:御開店祝、開店御祝、祝御開業など
結婚記念(結婚退職)・引き出物
水引:蝶結び
表書き:御結婚御祝(結婚祝い・結婚退職祝いとして贈る場合)、寿(引き出物)
卒業記念・卒園記念
水引:蝶結び
表書き:祝御卒業・祝御卒園・記念品(生徒や園児へ贈る場合)、御礼(先生へ贈る場合)など
退職記念
水引:蝶結び
表書き:御礼(定年退職ではない場合)、御礼・御祝・謹呈(定年退職の場合)、御礼(出産退職の場合)など
熨斗(のし)紙の巻き方‐内のし・外のしの違いとは?
熨斗(のし)紙の巻き方は、内のし・外のしの2種類です。
使い分けにハッキリしたルールはありませんが、以下のような違いがあります。
記念品を贈るシーンに合わせてご選択ください。
■内のし
内のしは、記念品を熨斗(のし)紙で巻き、その上に包装紙をかける巻き方です。
表書きが見えないため、内祝いなど感謝の気持ちを控えめに伝えるケースで選ばれます。
また、宅急便などで大量の記念品を贈る場合も内のしがおすすめです。
持ち運び・運搬時に熨斗(のし)紙が汚れたり破れたりしにくいので、キレイな状態で贈ることができます。
■外のし
外のしは、記念品を包装して包装紙の上に熨斗(のし)紙を巻く方法です。
表書きをハッキリ見せたいケース、記念品を持参して手渡しするケースにおすすめします。
まとめ
当記事では熨斗(のし)紙の種類や選び方、書き方をご紹介しました。
記事のポイントを簡単にまとめると以下の通りです。
・熨斗(のし)は包装の右上に添える飾りのこと
・熨斗(のし)紙は熨斗と水引を印刷した紙のこと
・熨斗(のし)紙は「熨斗」「水引」「表書き」「贈り主」の4パーツで構成される
・水引は「ちょう結び」「結び切り(紅白)」「結び切り(黒白)」「赤棒」の4種類ある
・記念品を贈る目的に合わせて水引を選び表書きを記入する
・熨斗(のし)紙の巻き方は「内のし」と「外のし」の2種類ある
熨斗(のし)紙の選び方や書き方って難しいように思えますが、ポイントが分かれば迷うことはありません。
記事の内容を参考に記念品をお贈りください。
ちなみに、ノベルティストアでは記念品にピッタリのグッズを多数取り扱っております。
商品をご覧になりたい方は、オリジナル名入れ記念品の商品一覧ページをご確認ください。
※熨斗(のし)紙の作成も承ります。
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