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ノベルティマガジン

トートバッグとは?意味・歴史から選び方まで徹底解説!

2021/10/22(金)

ノベルティエコバッグ

4種類のトートバッグ

トートバッグの定義から歴史、生地の種類まで、詳しく解説します。

「どうしてトートバッグって呼ぶんだろう?」
「トートバッグの定義ってなんだろう?」
という疑問を解消しましょう。

トートバッグがどんなバッグなのか知りたい方だけでなく、トートバッグ選びでお困りの方にも参考にしていただける内容です。
ぜひ最後までご覧いただき「トートバッグ博士」になりましょう!

トートバッグの語源と定義

それではまず、トートバッグの語源と定義について解説します。
「何が違うの?」と疑問を持たれる方の多い、トートバッグとエコバッグの違いもご確認ください。

語源はアメリカの俗語で「運ぶ」

トートバッグの「トート(tote)」とは、アメリカの俗語で「運ぶ」や「背負う」という意味です。
コンゴ語の「tota」(持ち上げる)、スワヒリ語の「tuta」(運ぶ)が起源になっており、アメリカに移ったアフリカ人労働者が広めたとされます。

17世紀には「tote」が「運ぶ」という意味の動詞として使われ始め、1990年代に入ってから「トートバッグ」という名称が定着しました。

定義は手提げできるバッグ?

トートバッグにハッキリとした定義はありません。
実際、カジュアルなタイプからラグジュアリーなタイプ、ビジネス用まで、さまざまなトートバッグがありますよね。

とはいえ、現在は持ち手が2つある袋状のバッグをトートバッグと呼ぶことが一般的です。
中でも持ち手の短い手提げバッグは、トートバッグとしてよく見かけるタイプでしょう。

トートバッグとエコバッグはどう違う?

トートバッグとエコバッグの違いは用途にあると言えます。
普段使いやビジネス用ならトートバッグ、お買い物用ならエコバッグといったところでしょうか。

トートバッグ

トートバッグとは、そもそも氷を運ぶために使われた袋のこと。(後ほど詳しく解説します)
現在はファッションアイテムとしても使われていますが、先ほどご説明したようにそもそもはバッグの形状を差す名称です。
そのため、どのような用途であれ持ち手が2つある袋状のバッグなら、全てトートバッグと呼んで間違いではありません。

エコバッグ

エコバッグとは、レジ袋削減による環境保全を目的とした買い物用バッグのこと。
バッグの形状ではなく、バッグの用途によってエコバッグかどうかが決まります。
つまり、トートバッグをお買い物用バッグとして使うならエコバッグと呼べますし、ショルダーバッグを買い物用に使う場合もエコバッグと呼べるということです。

トートバッグの歴史について

続いては、トートバッグの歴史をご紹介します。
どんな使われ方をしていたのか、どんな過程で現在のような使われ方になったのか、時系列に沿って見ていきましょう。

使われ始めたのは1900年代初頭

17世紀に「tote」が「運ぶ」という意味の動詞として使われ始めたことは、先にご説明しました。
その後、1900年代に入ると「tote」という動詞が名詞化し、今で言うトートバッグの意味合いで使われ始めました。
労働者が重量物を運ぶ袋が「tote」と呼ばれたようで、今のようにファッションアイテムとしての使い方ではなかったようです。

1940年代に商品化される

1944年には老舗アウトドアブランドのL.L.Beanが、「Bean’s Ice Carrier」の名前でトートバッグを商品化しました。

L.L.Beanの創業地であるメイン州はアメリカ北東部に位置し、冬になると湖が凍ります。
湖から切り出した氷は、夏の間にクーラーボックス用の氷として売られていました。
「Bean’s Ice Carrier」は、クーラーボックス用の氷塊を運ぶバッグとして、24オンスという厚手のキャンバス生地を使って開発された商品だったそうです。
当時は冷蔵庫がなかったため、食品保冷用の氷塊は必需品だったんですね。

その後、1950年代にかけてL.L.Beanは「Bean’s Ice Carrier」のデザインバリエーションを増やして販売。
丈夫さや使い勝手の良さが評価され、一般にも使われるようになりました。

1960年代にファッションアイテムへ

1960年代に入ると、トートバッグはファッションアイテムへと変化します。
アメリカ人デザイナーBonnie Cashin(ボニー・カシン)が、カラーバリエーションに富んだ革製バッグを考案。
※現在も人気のブランド「Coach」のデザイナーとして考案しました。

こうして荷物を運ぶための実用的なトートバッグが、ファッションアイテムとして認知されたそうです。

また1960年代には、テキストやノートを持ち歩く大学生もトートバッグをスクールバッグとして使うように。
トートバッグはカジュアルで実用的なアイテムとして、より一般に浸透していきました。

1980年代からノベルティや販促品に

1980年代になると、トートバッグは広告手段としても使われ始めます。
その始まりは、ブロードウェイの書店Strand Bookstore。
無地のトートバッグにお店のロゴや住所を印刷して販売したところ流行し、ニューヨーク中でStrand Bookstoreのトートバッグを目にすることになりました。

持ち運びやすいトートバッグの広告効果は注目され、近年もノベルティや販促品として多くの企業や店舗が利用しています。
当サイトでもノベルティ用のトートバッグを多数取り扱っておりますので、気になる方はエコバッグ・トートバッグの商品一覧ページをご覧ください。

1990年代にエコバッグとしての使用が拡大

1990年代には環境保全への意識が高まり、日本でマイバッグ運動が始まります。(ドイツでは1970年代から)
こういった社会情勢を背景に、大手小売業者がトートバッグを「エコバッグ」として販売し始めました。
レジ袋削減を目的とした買い物用のエコバッグとして、トートバッグが使われ始めた時代です。

2000年代からは雑誌の付録に

2000年代になると、トートバッグが雑誌の付録として活用され始めます。
出版不況に悩む業界が起死回生の手段として、オシャレなトートバッグをおまけに採用。
女性誌やムック本の付録として一般的になりました。

付録とは思えないほどの豪華なトートバッグが多かったため、「おまけ目的」で雑誌を購入する人が急増したのがこの頃です。
「街中でブランド名の入ったトートバッグを見かけたな」という記憶をお持ちの方も多いでしょう。

トートバッグに使われる生地と特徴

ここからは、トートバッグによく使われる生地、各生地の特徴をご紹介します。
トートバッグ選びのポイントにもなることなので、ぜひご確認ください。

生地イメージ特徴
キャンバスキャンバストートバッグ・綿や麻などを平織りした厚手生地
・耐久性が高く通気性も良い
キャンバストートバッグ商品一覧を見る
コットンコットントートバッグ・肌触りが良くナチュラルな風合い
・丈夫で耐久性も高い
コットントートバッグ商品一覧を見る
不織布不織布トートバッグ・繊維を織らずに作った生地
・軽くて安価
不織布トートバッグ商品一覧を見る
ポリエステルポリエステルトートバッグ・撥水性や速乾性がある
・折りたたみやすい
ポリエステルトートバッグ商品一覧を見る
デニムデニムトートバッグ・経年変化(色落ち)を楽しめる
・ファッションアイテムとして人気

用途に合ったトートバッグの選び方

それでは最後に、用途に合ったトートバッグの選び方を見ていきましょう。
ご自身で使うトートバッグにしろ、ノベルティや販促品として配るトートバッグにしろ、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。

「ちょっと使いにくいな」というトートバッグを選ぶことがないよう、アナタの目的に合った選び方をご確認ください。

■ファッションアイテム

ファッションアイテムとしてトートバッグを使うなら、コットン製やデニム製がおすすめです。
素材の持つ質感によってオシャレなバッグが多く、学生から社会人まで幅広い層に人気。
オリジナルの名入れ印刷(ロゴなどの印刷)を施せば、好みのテイストに仕上げられます。

■お買い物用バッグ

重いものを入れたり、濡れるシーンが多いお買い物用バッグなら、ポリエステル製がおすすめです。
なおかつ保冷機能付きや折りたたみできるタイプだと、お買い物用バッグにピッタリ!
コンパクトにまとめて普段使いのカバンに入れておけるので、お買い物時に忘れる心配がありません。

■ビジネスバッグ

フォーマルな印象が求められるビジネスバッグには、レザー製のトートバッグが良いでしょう。
丈夫で高級感があるためビジネスバッグとして申し分なく、40代以上の男性からの人気が高い印象です。

■ノベルティ・販促品

ノベルティや販促品としてトートバッグを配布するなら、「どんな用途で使ってもらうか」を考えましょう。
普段使い用ならコットンやデニムなど、展示会でカタログを入れて配るなら不織布、お買い物用エコバッグならポリエステルなど、ターゲットや配布シーンに合わせて選ぶ必要があります。

■同人グッズ

同人グッズとしてのトートバッグにも、「おしゃれさ」「かわいさ」は必須条件。
コットンやデニムといったおしゃれなトートバッグに、オリジナルのロゴやキャラクターを印刷して、作品やサークルをPRしましょう。
同人グッズ・同人ノベルティ 商品一覧ページでおすすめトートバッグをご紹介しておりますので、気になる方はご覧ください。

■SDGsのPRグッズ

地球規模で取り組むべき課題とされるSDGs。
リサイクル素材のトートバッグ、フェアトレードコットン製トートバッグなど、SDGsの目標達成に貢献できるトートバッグも多数あります。
どんなトートバッグがおすすめか知りたい方は、ノベルティでSDGsに貢献!おすすめグッズを大特集!をご覧ください。

まとめ

当記事では、トートバッグの定義や歴史、生地ごとの特徴、用途に合った選び方をご紹介しました。

トートバッグとは、持ち手が2つある袋状のバッグのこと。
1900年代に入って氷を運ぶための袋として使用が始まり、1940年代にはアウトブランドL.L.Beanが商品化しました。
1960年代からファッションアイテムとして一般化し、1980年代からはノベルティや販促品、1990年代からはエコバッグ、2000年代からは雑誌の付録としても利用されています。

トートバッグの主な素材には、キャンバス、コットン、不織布、ポリエステル、デニムなどがあり、それぞれに違った特徴が。
ファッションアイテム、お買い物用バッグ、ビジネスバッグ、ノベルティ・販促品、同人グッズ、SDGsのPRグッズなど、トートバッグの用途はさまざまです。
素材ごとの特徴を理解して、アナタの目的に合ったトートバッグを選びましょう。

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